新入荷
再入荷
注目 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本 短歌、俳句
4.3
（3件）
タイムセール
終了まで
00
00
00
999円以上お買上げで送料無料（※）
999円以上お買上げで代引き手数料無料
999円以上お買上げで代引き手数料無料
通販と店舗では販売価格や税表示が異なる場合がございます。また店頭ではすでに品切れの場合もございます。予めご了承ください。
商品詳細情報
| 管理番号 |
新品 ：64935166610
中古 ：64935166610-1 |
メーカー | cf38992278a91 | 発売日 | 2025-04-28 05:29 | 定価 | 9500円 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| カテゴリ | |||||||||
注目 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本 短歌、俳句
26.7×18㎝
【題箋】
『栄雅抄此？壱？序在 古今和歌秘註 序一』
『栄雅抄序下續 古今和歌秘註 序二』
【内容】『註』は「仮名序」を84に分け、それぞれに解説を加えている。♪福田葉子第一句集『今は鴎』昭和54年 限定250部 函付 俳句評論社。下の 01 28 等は、それぞれに、私に付した番号である。歌集 歌人 限定88部 総革天金装 毛筆歌落款入/塚本邦雄/書肆季節社。
*****************************************************
序一
【内題】古今和歌集秘註
序一
序1丁
本文
01やまとうたはひとの心をたねとして 1丁裏
↑
↓
28あるは花をそふとてたよりなき所に 61丁裏～62丁裏
*****************************************************
序二
29しかあるのみにあらす 2丁表
↑
↓
84人丸なくなりにたれと哥の事 57丁表～59丁裏
追加
01春きぬと人はいへともうくひすのなかぬかきりはあらしとそ思ふ 60丁表
↑
↓
16立田川もみち葉なかる 63丁裏
【因みに】「追加」「14植しうへは秋なきときや」63裏の歌は
『伊勢物語 51段』
『古今和歌集 秋歌下』のもので、原形は
植ゑし植ゑば秋なき時や咲かざらん花こそ散らめ根さへ枯れめや
～「『へ』←→『ゑ』。吉野秀雄全集 全9巻 月報揃 筑摩書房 昭和44年-昭和45年 1969年-1970年 函あり 栞あり 薄紙カバーあり ■B035。仮名遣いの指摘？」～
********************************************************************
【参考】『古今和歌集 仮名序』の本文と、「提出本」にでてくる「仮名序」の解説部分（全84項目）を比較しながら、その所在を提出本の丁数で示した。古今集遠鏡 全六冊 《その二》。参考にされたい。□未開封 限定版墨筆歌入署名落款本?『良夜爛漫』塚本邦雄;河出書房新社;1972年;初版二重函;本天金-印度産羊皮装;装幀;政田岑生*中身未確認。「仮名序の本文」ネットで借用したものなので、「提出本」の本文とは違うことをご了承ください。冬萌 加藤知世子句集 加藤楸邨毛筆句署名入/加藤知世子 /書肆ユリイカ。
（若干の間違いはご容赦を！）
古今和歌集仮名序
～ 一 ～
01 01裏 やまとうたは、人のこゝろをたねとして、
02 03表 よろづのことのはとぞなれりける。玉鉾百首解 稲掛（本居）大平著 上下二冊。よの中にあるひとことわざしげきものなれば、心におもふ事を、みるものきくものにつけていひいだせるなり。『現代短歌叢書』（弘文堂書店、昭和15年） 初版 函 全10冊揃。
03 05表 はなになくうぐひす、みづにすむかはづのこゑをきけば、いきとしいけるものいづれかうたをよまざりける。白楊 白岩艶子 装丁/有島生馬 序/佐佐木信綱 大正5年カバー函付 竹柏会出版部。
04 06裏 ちからをもいれずしてあめつちをうごかし、めに見えぬおにかみをもあはれとおもはせ、をとこをむなのなかをもやはらげ、たけきものゝふのこゝろをもなぐさむるはうたなり。※俳諧白嶺集 第23巻～第96巻迄不揃17冊 石川県金澤越中町渡邊太餘文編・蔦廼家俳壇発行 文芸俳句俳諧資料古書 数冊大イタミ。
05 08裏 このうた、あめつちのひらけはじまりける（時）よりいできにけり。♪河原枇杷男『句集密』昭和45年初版函付 著者発行。
06 10裏 しかあれども、よにつたはれることは、ひさかたのあめにしては、したてるひめにはじまり、
07 15裏 あらがねのつちにしては、すさのをのみことよりぞおこりける。新日本大歳時記カラー版 春夏秋冬 新年5巻＋愛蔵版セット 講談社。
08 16裏 ちはやぶるかみよには、うたのもじもさだまらず、すなほにして、ことのこゝろわきがたかりけらし。Y3B3-240517 レア［台北俳句集 24 中華民国83年度 台北俳句集編集委員会］福島せいぎ。
09 22表 人のよとなりて、すさのをのみことよりぞ、みそもじあまりひともじはよみける。☆献呈墨筆句入署名本『句集 野守』松本たかし;甲鳥書林;昭和16年;初版函付;装幀;武者小路実篤;巻頭肖像写真*大正末期から昭和16年迄掲載。
10 33表 かくてぞはなをめで、
11 33表 とりをうらやみ、
12 33表 かすみをあはれび、
13 33裏 つゆをかなしぶ
14 33裏 こゝろことばおほく、さまになりにける。絶版希少 杉田久女全集 立風書房 近代俳句における最初期の女性俳人/高浜虚子/長谷川かな女/竹下しづの女/田辺聖子/随筆集●A3345-11+。とほきところもいでたつあしもとよりはじまりて年月をわたり、たかき山もふもとのちりひぢよりなりて、あまぐもたなびくまでおひのぼれるごとくに、このうたもかくのごとくなるべし。飾画歌集 陽帝領 限定222部 直筆歌署名入 未綴50葉・貼写真50点/塚本邦雄/書肆季節社。
15 35裏 なにはづのうたは、みかどのおほむはじめなり。4148 子規発句経譬喩品 大正十四年 初版発行 正岡子規 天青堂。
16 38表 あさかやまのことばゝうねめのたはぶれよりよみて、
17 40表 このふたうたは歌のちゝはゝのやうにてぞ、（て）ならふ人のはじめにもしける。三橋敏雄第一句集 まぼろしの鱶 限定 署名 折カバー表紙 巻カバー(イタミ、ヤケあり)。
18 42表 そも歌のさまむつなり。攝津幸彦句集 鳥屋 初版 装幀/物部隆一 函 別刷附録/永田耕衣 坪内捻典 小池光。からのうたにもかくぞあるべき。俳諧道乃便(卷上・中) 享和二（1802）年 竹巣月居著。
19 44表 そのむくさのひとつにはそへ歌。寺山修司全歌集 署名入/寺山修司/沖積舎。
20 44裏 おほさゝきのみかどをそへたてまつれるうた なにはづにさくやこのはなふゆごもりいまははるべとさくやこのはなといへるなるべし。月舟全集 著：原月舟 編：長谷川零餘子 大正11年 枯野発行所内月舟全集刊行会＊Mo.54。
21 46表 ふたつにはかぞへうた さくはなに思ひつくみのあぢきなさみにいたづきのいるもしらずてといへるなるべし。西鶴大矢数注釈（全４巻＋索引１）５冊揃。
22 47裏 みつにはなずらへうた きみにけさあしたのしものおきていなばこひしきごとにきえやわたらむ+といへるなるべし。樹氷 韃靼叢書第1集 竹崎志水・編 満洲国立大学哈爾浜学院黒水会 昭和16年。
23 50裏 よつにはたとへうた わがこひはよむともつきじありそうみのはまのまさごはよみつくすともといへるなるべし。不句襍成 細谷不句／細谷雄太／私家版／昭和初期。
24 53裏 いつゝにはたゞことうた いつはりのなきよなりせばいかばかり人のことのはうれしからましといへるなるべし。塚本邦雄 陽帝領 限定版。
25 55裏 むつにはいはひうた このとのはむべもとみけりさきくさのみつばよつばにとのづくりせりといへるなるべし。230113◆U00◆心の花 1989年〜2001年 92年抜け 144冊セット 竹柏会 短歌雑誌。
26 59裏 いまのよの中、いろにつき人のこゝろはなになりにけるより、あだなるうたはかなきことのみいでくれば、いろごのみのいへにむもれぎの人しれぬことゝなりて、まめなるところにははなすすきほにいだすべき事にもあらずなりにたり。『三國玲子全歌集 群緑叢書第66篇』●平成17年発行●短歌新聞社●全398P●検)俳句集歌人季語。そのはじめをおもへばかゝるべく〔も〕なむあらぬ。歌集 天唇/村木道彦/茱萸叢書。
27 61裏 いにしへのよゝのみかど、春のはなのあした、あきの月のよごとにさぶらふ人をめして、ことにつけつゝ歌をたてまつらしめたまふ。武笠美人蕉句集 吉田謠哉編 暖流発行所 昭和15年。
28 61裏 あるははなをそふとてたよりなきところにまどひ、あるは月をおもふとて、しるべなきやみにたどれるこゝろをみたまひて、さかしおろかなりとしろしめしけむ。署名 サイン入り 花野 酒井紫女 百選句集 平成2年。
*******************************************************************
～ 二 ～
29 02表 しかあるのみにあらず、さゞれいしにたとへ、
30 02裏 つくばやまにかけてきみをねがひ、
31 04表 よろこびみにすぎ、たのしびこゝろにあまり、
32 04表 ふじのけぶりによそへて人をこひ、
33 04表 まつむしのねにともをしのび、
34 04裏 たかさごすみのえのまつもあひおひのやうにおぼえ、
35 06表 をとこやまのむかしをおもひいでゝ、
36 06表 をみなへしのひとゝきをくねるにも歌をいひてぞなぐさめける。鶏肋句集 岡田寒閑堂編 いひほ発行所 いひほ叢書第1編 非売品 昭和6年 半田伍郎。
37 08表 又春のあしたにはなのちるをみ、
38 08裏 あきのゆふぐれにこのはのおつるをきゝ、
39 08裏 あるはとしごとに、かゞみのかげにみゆるゆきとなみとをなげき、
40 09表 くさのつゆみづのあわをみて、わがみをおどろき、
41 09表 あるはきのふはさかえおごりて、〔今日は〕ときをうしなひよにわび、
42 09裏 したしかりしもうとくなり、
43 09裏 あるはまつ山のなみをかけ、
44 10裏 野なかの（し）みづをくみ、
45 10裏 あきはぎのしたばをながめ、
46 11表 あか月のしぎのはねがきをかぞへ、
47 11裏 あるはくれたけのうきふしを人にいひ、
48 11裏 よしのがはをひきてよの中をうらみきつるに、
49 12表 いまはふじのやまもけぶりたゝずなり、ながらのはしもつくるなりときく人は、うたにのみぞこゝろをばなぐさめける。滑稽發句類題集 初編 上・中・下巻 三冊 文化14（1817）年刊。
50 16裏 いにしへよりかくつたはれるうちにも、ならのおほむ時よりぞひろまりにける。柴田宵曲文集 全8巻 月報付き。
51 18表 かのおほむよや、うたのこゝろをしろしめしたりけむ。※はかき集第136號より第141號迄6冊一括 三重県飯南郡松阪町松井隈三編葉書集 下総黒亭五指頭庵・近江中島清風等俳句俳諧地方文芸冊子。かの御時に、おほきみ（み）つのくらゐ、かきのもとの人まろなむうたのひじりなりける。種田山頭火句集 復刻版 全7巻/種田山頭火 木村緑平/ほるぷ出版。
52 20裏 これはきみも人もみをあはせたりといふなるべし。い53-072 〔同時代〕としての女性短歌BUNGEI SPECIAL I 河出書房新社。
53 21裏 あきのゆふべたつたがはにながるゝもみぢをば、みかどの御めににしきとみたまひ、春のあしたよしの山のさくらは、人まろが心には雲かとのみなむおぼえける。山岡荘八・加藤栄三画賛色紙「春の風 呑んで…」 毛筆 27×24。
54 24表 又山のへのあか人といふ人ありけり〔と〕。三橋鷹女『羊歯地獄 三橋鷹女句集』俳句評論社 昭和36年初版函・200部限定版。うたにあやしうたへなりけり。特装・愛蔵版 白秋全歌集 全3巻 著：北原白秋 発行：岩波書店。
55 25表 人まろはあか人がかみにたゝむことかたく、あか人はひとまろがしもにたゝむことかたくなむありける。歌集 星餐図 特装限定版100部 毛筆歌署名入/塚本邦雄/人文書院。
56 30裏 この人々をおきて又すぐれたる人も、くれたけのよにきこえ、かたいとのよりにたえずぞありける。K0520-10 古今 短歌歳時記 鳥居 正博 教育社 発行日：1994年2月20日初版第1刷。これよりさきの歌をあつめてなむまえふしふとなづけられたりける。♪高柳重信主宰俳句同人誌『俳句評論』昭和37年6月第23号～157号内不揃62冊 内合併号14冊合併号 富沢赤黄男,三橋鷹女追悼号、100号記念号。
57 32裏 こゝにいにしへのことをも歌のこゝろをもしれる人、わづかにひとりふたりなりき。現代日本歌人全集 1〜6巻 6巻揃セット。しかあれどこれかれえたるところえぬところたがひになむある。バリケード・一九六六年二月 直筆歌・署名入/福島泰樹/新星書房。
58 32裏 かのおほむときよりこのかた、としはもゝとせあまり、よはとつぎになむなりにける。雲母集 四版/北原白秋/アルス。
59 36表 いにしへの事をもうたをもしれる人よむ人おほからず。わが金枝篇 叢書水の梔子 署名入/寺山修司/湯川書房。
60 36表 いまこのことをいふに、つかさくらゐたかき人をばたやすきやうなればいれず。岡井隆全歌集I,II 全2冊揃 岡井隆 思潮社 1987年。
61 36裏 そのほかにちかきよにその名きこえたる人は、すなはち、そうじやうへぜうは歌のさまはえたれども、まことすくなし。みだれ髪 初版/与謝野晶子 （鳳晶子） 藤島武二挿絵/東京新詩社・伊藤文友館。たとへばゑにかけるをむなを見ていたづらに心をうごかすがごとし。貴重本 非売品 平井呈一句集 昭和61年 無花果会世話人発行 自撰句集 無花果句集 平亭其水遺稿 解説:高藤武馬 函付き。
62 37裏 ありはらのなりひらは、そのこゝろあまりてことばたらず。秋田俳書大系 近世中期編 藤原弘編 秋田俳文学の会 Ａ５判 昭和57年。しぼめるはなのいろなくてにほひのこれるがごとし。神無月帖 限定30部 肉筆本/塚本邦雄/書肆季節社。
63 38裏 ふんやのやすひではことばゝたくみにてそのさまみにおはず、いはゞあき人のよきゝぬをきたらむがごとし。☆署名限定100部本 『草木の四季 』宇都宮貞子-書肆科野-昭和52年;初版;函付;木村茂銅版画1葉入;木村茂;絵*1月から12月までの絵と歌?で構成。
64 40表 うぢやまのそうきせんはことばゝかすかにして、はじめをはりたしかならず。☆『現代 俳句全集1-6巻揃』松本たかし 編;富岳本社;昭和22年;初版;本カバー付;表紙;扉木版刷;中扉3葉;富岳ロコタイプ;各作家自筆題名-短冊。いはゞあきの月をみるに、あかつきのくもにあへるがごとし。（雑誌）夢幻航海 43-50号 8冊 三橋敏雄・佐藤鬼房追悼特集、志摩聡・大岡頌司追悼小集含/岩片仁次編/夢幻航海社。
65 40表 よめるうた、おほくきこえねば、かれこれをかよはしてよくしらず。冬雲雀 大場白水郎宛署名入/水原秋桜子/第一書房。
66 41表 をのゝこまちは、いにしへのそとほりひめのりうなり。トア・ロード (現代俳句選集 7-3) 牧羊社 岩井 秀子。あはれなるやうにてつよからず。♪林桂第一句集『黄昏の薔薇』1984年初版限定300部 カバー帯栞付。いはゞよきをむなのなやめるところあるにゝたり。★サイン入り 『 三橋敏雄全句集 』 三橋敏雄 立風書房。つよからぬはをうなのうたなればなるべし。桂信子書簡。
67 43表 おほとものくろぬしは、そのさまいやし。うすこほり （香川）景樹大人判哥結。いはゞたきゞおへるやまびとのはなのかげにやすめるがごとし。古今伝来之記《古今三鳥切紙之傳授》 写本 巻子本（巻物）。
68 45表 このほかの人々、そのなきこゆるのべにおふるかづらのはひゝろごり、はやしにしげきこのはのごとくにおほかれど、うたとのみおもひて、そのさましらぬなるべし。天水(秘)抄 上下一冊 写本 長頭翁(松永貞徳)[撰]・鶏冠井（かえでい）良徳 [編] 〈俳諧作法書〉。
69 45裏 かゝるにいますべらぎのあめのしたしろしめすことよつのときこゝのかへりになむなりぬる。俳諧三部抄 全三冊 岡西惟中著 《延寳五（1677）年刊 深江屋 太郎兵衛板行の透き写し本》。
70 46裏 あまねき御うつくしみのなみ〔のかげ〕やしまのほかまでながれ、ひろき御めぐみのかげ、つくばやまのふもとよりも
71 47表 しげくおはしまして、よろづのまつりごとをきこしめすいとま、もろのことをすてたまはぬあまりに、いにしへのことをもわすれじ、ふりにしことを（も）おこしたまふとて、いまもみそなはし、のちのよにもつたはれとて、
72 49表 延喜五年四月十八日に、大内記きのとものり、御書所のあづかりきのつらゆき、さきのかひのさう官おふしかうちのみつね、右衞門のふしやうみぶのたゞみねらにおほせられて、萬葉集にいらぬふるきうた、みづからのをも、たてまつらしめたまひてなむ、
73 52表 それがなかに、むめをかざすよりはじめて、
74 52表 ほとゝぎすをきゝ、
75 52表 もみぢをゝり、
76 52裏 ゆきをみるにいたるまで、
77 52裏 又つるかめにつけてきみをおもひ、人をもいはひ、
78 53表 あきはぎなつくさをみてつまをこひ、
79 53表 あふさか山にいたりてたむけをいのり、
80 54表 あるは春夏あき冬にもいらぬくさの歌をなむ、えらばせたまひける。諸家髙点 俳諧雪月花 弘化四（1847）年。
81 54表 すべて千うたはたまき、なづけて古今和歌集といふ。続草菴和歌集 頓阿 《板本》。
82 55表かくこのたびあつめえらばれて、山したみづのたえず、はまのまさごのかずおほくつもりぬれば、いまはあすかゞはのせになるうらみもきこえず、さゞれいしのいはほとなるよろこびのみぞあるべき。[俳諧] 夕はえ 上・下巻 ２冊 麦慰舎梅通編 嘉永7年 湖雲堂近江屋利助★ko2.72。
83 56表 それまくらことば、はるのはなにほひすくなくして、むなしきなのみあきのよのながきをかこてれば、かつは人のみゝにおそり、かつはうたの心にはぢおもへど、たなびくゝものたちゐ、なくしかのおきふしは、つらゆきらが、このよにおなじくむまれて、この事のときにあへるをなむよろこびぬる。歌集 桜森 初函帯/河野裕子/蒼土舎。
84 57表 人まろなくなりにたれど、うたのことゝどまれるかな。♪赤尾兜子主宰同人誌『渦』昭和37年6月第16号～155号内不揃86冊 眉村卓作品、司馬遼太郎他 井上青龍表紙8冊 柿本多映、永田耕衣他執筆。たとひときうつりことさりたのしびかなしびゆきかふとも、このうたのもじあるをや。貴腐 初函帯/藤原月彦 （藤原龍一郎）/深夜叢書社。あをやぎのいとたえず、まつのはのちりうせずして、まさきのかづらながくつたはり、とりのあとひさしくとゞまれらば、うたのさまを（も）しり、ことのこゝろをえたらむ人は、おほぞらの月をみるがごとくに、いにしへをあふぎていまをこひざらめかも。★1949・昭和24年★白鷺書房「現代俳句鑑賞読本 第一輯」山口誓子・中村草田男・芝不器男・松本たかし篇 （スチール棚前保管）。
********************************************************************
追加
01 60表 春きぬと人はいへともうくひすの
なかぬかきりはあらしとそ思ふ
02 60表 春日のゝ若なつみにや白妙の
袖ふりはへて人の行らん
03 60裏 駒なへていさ見にゆかんふるさとは
雪とのみこそ花はちるらめ
04 61表 わか庵はみやこのたつみしかそすむ
世をうち山と人はいふ也
05 61裏 おもひつゝぬれはや人の見えつらん
夢としりせはさめさらましを
06 62表 深山には松の雪たに
07 62表 我衣手に雪はふりつゝ
08 62表 春霞たつを見すてゝ行かりは
09 62.裏 ひくらしの鳴つるなへに
10 62裏 たけがり
11 62裏 すみのえのきしによるなみ
12 63表 袖ひちてむすひし水の
13 63表 春霞たてるやいつこみよし野の
14 63裏 植しうへは秋なきときや
15 63裏 たつた川もみちみたれて
16 63裏 立田川もみち葉なかる
********************************************************************
【参考】 14「植しうへは秋なきときや」
※『伊勢物語』 五一段（植ゑし植ゑば）
昔、をとこ、人の前栽に菊うゑけるに、
植ゑし植ゑば秋なき時や咲かざらん
花こそ散らめ根さへ枯れめや
※『古今和歌集』 巻五 秋歌下
人の前裁に菊にむすびつけてうゑけるうた 在原業平
268 植ゑし植ゑば 秋なき時や 咲かざらむ
花こそ散らめ 根さへ枯れめや
*************************************************
【刊期等】不明
早稲田大学蔵本解説に依れば、この本は『古今栄雅抄 序 巻第1-20 飛鳥井雅俊 [著]』の『序』の部分二冊のようである。東皐句集 若水 成田山新勝寺貫主 荒木照定 成田山文化財團 1954年 非売品。両者を比較すると、確かに「序二」は「いにしへのよゝのみかど」で始まっているが、全巻の趣は少し違うようである。幻想紀行 限定111部 直筆歌署名入/塚本邦雄/毎日新聞社。
※全体的に、経年によるくすみ、汚れあり。【直筆署名箋/サイン箋】『句集 変哲』●小沢昭一●全221P●1992年刊●三月書房●検)俳句で綴る変哲半生記/私は河原乞食・考/芸人の肖像。
※経年による紙の劣化、変色、斑点状の染み、多数あり。江戸時代和歌 創刊号～第8号、第13号～終刊号 近世和歌研究会。
※梱包材の再利用に努めています。句集 青年経/安井浩司/砂の会。ご理解下さい。羊歯地獄/三橋鷹女/俳句評論社。
短歌、俳句の作品リスト
レディースの製品
